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美容外科一斉相談の詳細です:カテゴリー「治療方針」
隆鼻入替に関する相談内容
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相談種別:治療方針/性別:女性/年代:30歳代
鼻の隆鼻のことでお聞きします。 35歳の女性です。 10年前に入れたL型のシリコンを、自家組織で入れ替えたいと思っています。 理由は、鼻先の皮膚が薄くなってきているためです。 そこでお聞きしたいのですが、もともと私の鼻は目と目の間の高さが全然無く、横から見ると目の方が出ているくらいです。 そこで、かなりの高さの自家組織がいると思います。 腸骨での入れ替えを希望しているのですが、吸収されやすいとネットで見ました。 専門家の先生に本当のことをお聞きしたいです。 ・腸骨は吸収されやすいのでしょうか? ・腸骨で入れ替えた場合、鼻が硬い鼻になるのでしょうか? ・その他、デメリットがありましたら教えてください。 ・高さを出したい場合、自家組織での他の方法もありましたら教えてください。 |
この相談に対する美容外科からの回答です
百人町アルファクリニックからの回答
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質問の内容は2つに分かれます。1つはシリコンによって薄くなった鼻先をどのように治すのか、もう一つは鼻根部の高さを自家組織(メールでは腸骨となっていますが)で修正した場合のデメリットということです。 シリコンは、鼻根部から鼻先まで一度に修正できるので現在でも良く用いられる素材ですが、感染に弱く時間が経つと皮膚(鼻先や鼻背部)が薄くなる欠点があります。抜去した場合鼻の中央が凹むため、それに対する処置が必要と思われます。 まず鼻先ですが、薄くなった部分に耳介軟骨を移植する方法が、最も一般的ですが、真皮を含めた自家脂肪を移植する場合もあります。これらは特に難しい手技ではありませんし、触った感じも自然に近いと思います。 鼻根部の高さを自家組織で補うには次の3つに分かれます。 1:耳介軟骨を長く採取しこれを細かく刻んで筋膜で包み筒状にして使用する。 2:あなたが書かれてある腸骨での隆鼻 3:肋軟骨を用いる方法(素材で違うのみで手技的には2と類似します。 腸骨隆鼻における最大の欠点は多少吸収されるという内容よりも、鼻が曲がらなくなることです。そのため鼻先をぶつけたりすると移植した腸骨が折れて曲がったままになってしまいます。これは肋軟骨でも同じです。ただしこれらの手術は交通事故で鼻骨が粉砕された患者や生まれつきの鼻骨の成長障害を持っている方に有用な方法であり、健康保険が使えます。あくまでも美容的な要素はおまけと考えてください。 1は自然に曲がるという利点はありますが、耳の軟骨には採取量に限界があり耳の変形を生じますので程度によると思います。 腸骨や肋軟骨を採取した場合も2-3週間は痛くて歩きづらいと思います。 自家組織以外で最近用いられているのは ゴアテックス、ハイドロキシアパタイトなどです。ゴアテックスはシリコンよりも組織親和性が良いと言われています。アパタイトは骨の主成分でできていて顆粒状のものを固めて使用しています。いずれの素材を利用するにしても鼻先には耳介軟骨移植が必要だと思います。新しい素材なので、クリニックにより評価が異なりますが、体に傷をつけないというメリットはあります。 ・百人町アルファクリニックのページへ移動 |
横浜FCクリニック形成外科からの回答
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私の経験では、腸骨での隆鼻術は吸収されやすいという印象があります。 硬さですが、鼻骨自体も硬いですからそういう意味での差は感じませんが、移植した骨と皮膚組織の間での正常でも見られる軟らかい動きはあまり出ないように思います。 ・横浜FCクリニック形成外科のページへ移動 |
カリスクリニックからの回答
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腸骨を鼻に移植するのは随分前から行われていますが、出来上がりが硬いことと吸収されてなくなることもあることが問題です。 骨としては、頭の骨の方が吸収率が低く可也残ることがわかっています。 プロテーゼに代わる自家組織としては、骨か軟骨を主体とすることになりますので、肋軟骨も候補にはなりますが、これも柔らかくはありませんし、曲がり変形の可能性があります。 最後は、耳の軟骨を小指の爪半分くらい採取してつくる培養軟骨で置き換える方法があります。 ほんの少しの軟骨から、必要な量の培養軟骨を作れます。 局所麻酔で、プロテーゼを抜くと同時に培養軟骨に置き換えられます。 暫くはギプス固定が必要ですし、多少の波状変形や、アップノーズの可能性はありますので、それぞれに応じた修正が必要な場合もあります。 福岡在住でしたら、博多の天神でクリニックをされている矢永博子先生が、パイオニアですからご相談になっては如何でしょう? ・カリスクリニックのページへ移動 |
名古屋形成クリニックからの回答
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こんにちは。 腸骨の移植は鼻の高さやボリュームは十分でます。 しかし、海綿骨であるため移植する際に難しくなります。 腸骨は吸収されやすいことは確かですが鼻に移植された場合はかなり残ります。 腸骨の他に肋軟骨を移植する方法もあります。これは曲がりやすいのですが、手術法を工夫することによって曲がることも少なくなってきました。かえって肋軟骨の方がいいかもしれません。 名古屋形成クリニック 院長 上敏明 TEL052-583-7077 ・名古屋形成クリニックのページへ移動 |
ふくずみ形成外科からの回答
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お問い合わせありがとうございます。院長の吹角です。 ・腸骨は吸収されやすいのでしょうか? →耳介軟骨に比べて、腸骨だから吸収されやすいということは無いと思います。腸骨は、眼窩底の吹き抜け骨折の時に良く利用されます。 ・腸骨で入れ替えた場合、鼻が硬い鼻になるのでしょうか? →皮下に入れるので、軟骨との差は大きくないと思います。 ・その他、デメリットがありましたら教えてください。 →特にないと思います。 ・高さを出したい場合、自家組織での他の方法もありましたら教えてください。 →耳介軟骨や肋軟骨を利用する方法がございます。 相談者の方の治療が順調に進みますことをお祈りしております。 吹角 善隆 拝 ・ふくずみ形成外科のページへ移動 |
藤沢美容外科クリニックからの回答
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この度はお問い合わせ頂きまして誠にありがとうございます。 隆鼻入れ替えでのご相談ですが、 大変申し訳ございません、当院では自家組織として腸骨での移植術は 行っておりません。 ご自身の脂肪細胞を注入(移植)する方法と行っております。 脂肪細胞にしても腸骨にしても、少なからず体内へ吸収されてしまいます。 鼻先が薄くなっていらっしゃるとのことでございますので、 できればお早めに抜去が必要かと思われます。 ご参考頂ければ幸いでございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 ・藤沢美容外科クリニックのページへ移動 |
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